VTZ250 レストア記録 その3 シリンダーヘッド①

水没エンジンを諦め、ヤフオクでエンジンを入手するも2度目の水没。

絶望の中、元の水没エンジンをオーバーホールすることに決めました。

(長くなります)

 

ヘッドの分解

こちらは元々バイクに載っていた、水没1号エンジン。

室内に入れて、長期戦を覚悟しました。

徐にリアバンクのヘッドカバーを開けて様子を見ます。

ヘッドカバーを開けたところです。

所々、乳化したオイルがべったりとこびり付いているものの、大きくはダメージは見られない。

 

タイミングチェーンカバーとオイルライン、カムシャフトの固定を外しました。

意外と?良さそうな感じ。カムの擦り減りも触って分かるほどではなかったです。

ヘッド部を取り外しました。カムの取り外しは、カムチェーンテンショナに上からドライバーを差し込んで、中のプレートを押してあげることで、若干チェーンにゆるみが出ます。

それでもかなり固いので苦戦しました。。。

カムシャフトのジャーナル部もそこまで酷くはなかった。

バルブのチェック、修正

こちらはバルブ側です。灯油で洗浄した状態でコレです。

バルブが錆びてるように見えるんですが、すごくカーボンが堆積していて、ある意味コーティングされているみたいになってます。

バルブスプリングコンプレッサーを使ってバルブを取り外します。

これで十分使えました。

取り外して軽く掃除したバルブです。

バルブフェイスにカーボンが付着しているだけでなく、所々に虫食いが発生しています。

この時点で、水没エンジン2号機も同じように分解して、2台分合計16本から8本を選別しました。

通常は外した場所にそのまま戻すのがセオリーですが。。

バルブシートの清掃後です。一見シート部分は綺麗な気も済ますが、ザラザラのガタガタです。当たり面も広がっています。

普通、この状態で再生しようと思ったら、内燃機屋さんにお願いするのが当たり前だと思います。

しかし、果たしてVTZにそこまでするのか?

250ccのカブと言われたMC15のエンジンなら、何とかなるのでは?

そして、何と言っても自分の手だけで動いたら楽しそうじゃないか!

バルブを電動ドリルのチャックに取り付け、1200~3000番の耐水ペーパーで何となく研磨。

フェイスの当たり面は、サービスマニュアルによるとシャフトに対して45度。もちろん手では精度が出ません。

擦り合わせでなんとかなる事を祈るだけです。

バルブシート propman気まぐれ日記(仮)

※こちらのページで紹介されている、バルブの当たり面の図がすごくわかりやすいです。本当はここまでして取り組むべき重要な箇所です。

タコ棒とバルブコンパウンド(中目、仕上目)を用意して、擦り合わせに入ります。

本当は、回転させながらトントントンっとリズムよく叩くように作業するようです。

 

ゴッドハンド!!寝る前にずっとこの動画を見てイメトレしました!!

しかし、バルブフェイスもシートもグズグズなので、最初は押さえつけながら回転させて擦り合わせました。

こうすると当たり面が広がり圧縮が抜けやすくなるようですが、仕方ありません。

光明丹で当たりを確認しながら、納得がいくまで修正。

前後のバルブを修正するのに、4日くらいかかりました。

元通り組み付け、最後の確認をしている所です。

灯油を並々に注いで、この状態で24時間放置して漏れを確認しています。

結局、3回くらいやり直しをして完了としました。

つづく

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