VTZ250 レストア記録 その5 シリンダー

いよいよ腰下の作業です。恐ろしく時間がかかりました。

このあたりの作業、心が折れていたので写真が少ないです。

シリンダーの分解、清掃

MC15Eエンジンはシリンダーがクランクケース上側と一体なので、シリンダーも腰下ということにしましょうか。

上下分割のクランクケースは割ったり組んだりするのが面倒でした。(といっても特にほかのエンジンをばらしたことはないが)

・・・

分かってはいたけど、泥水が溜まっています。

シリンダー内壁です。ご確認ください。普通諦めるでしょう?

もちろんクランキングするはずもなく、ピストンは微動だにしません。

ワコーズのガスケットリムーバーで地道に掃除しました。かなり強力(匂いもすごい)

ガスケットリムーバーを吹き付けては、竹べらで擦り、スクレーパーで削る。その作業を前後で4日、12時間以上費やしました。

大事なシリンダーをこんなにガリガリして大丈夫なのか・・

これくらいまで掃除できました。

カーボン的なもののおかげで案外コートされていた?ようで大きくは損傷していません。

ただし、腐食で若干へこみが生じている箇所があるのと、スクレーパーで作ったキズがあります。

まだピストンが動かないので、ガスケットリムーバーを上から大量に吹きかけて放置

次の日エイヤっと回したら、ゴリゴリ感とともにピストンが動きました。

これでクランクケースの作業に進める・・!というより、本当にこのエンジンが復活する日が来るのか不安になります。

つづく

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